雨と短歌ー万葉集よりー
こんにちは!あやみんです。
本格的に梅雨入り…☔️梅雨のジメッと感はいつまで経っても苦手ですが、この時期に咲く、哀愁漂う花々もまた美しく、思いを馳せるのは私だけでしょうか。古くから雨をテーマに多くの和歌が詠まれており、詠まずにはいられません。
ということで、今回は雨をテーマとした素敵な和歌を紹介したいと思います🖌
👰鳴る神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ
(なるかみの すこしとよみて さしくもり あめもふらぬか きみをとどめむ)
雷が少し鳴って、曇り、雨でも降らないだろうか。あなたを引き止めていたい。
🤵鳴る神の 少し響みて 降らずとも 我は留まらむ 妹し留めば
(なるかみの すこしとよみて ふらずとも われはとまらむ いもしとどめば)
雷が少しばかり鳴って雨が降らなかったとしても、私は留まります。あなたがそう望むなら。
もう少しそばにいてほしいけど、そうダイレクトに伝えられないもどかしさ(分かる…)から天気にその答えを委ねてみる女性の可愛らしさ。そしてその全てを分かった上で包み込むかのように、雨なんか降らなくても側にいることを伝える男性の優しさ。男性からこの歌が返ってきたとき、女性は思わず頬を染めたことでしょう。こんな男性が現れたら理想ですね。。
家の近くで咲いていた白の紫陽花に思わず目を奪われました。
白の紫陽花の花言葉は
寛容
ひたむきな愛情
なのだとか。2人がいた季節が梅雨なのであれば、きっとその場所には白い紫陽花が咲いていたのでは…と、勝手に想像してしまいました。私も広くて優しい心で全てを包み込むことのできる、そんな女性になりたいものです。
💠あやみんでした💠